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武田神社の三葉松(その3)

2009.02.11 08:49  投稿者:ootaminoru

三葉の松は日本の松には見られない性質を持っています。

①松毬に鋭い棘があって松毬を手で持てません。
その性質は4種類の三葉の松に共通しています。
写真の一番小さい松毬がリギダ松です。
武田神社や甲府城にあるものです。
若い未熟な内に種子を動物や鳥類に食い荒らさせない為の防衛の役目をしているのかな?

②松毬が10年くらいそのまま枝にぶら下っています。
受精して翌年には種子が実りますがそのままで松毬が落下しません。
受精するのが春です。1年後の翌年の春に熟成します。日本の松と同じです。ですが何時までも松毬が枝から離れないのは不思議です。
何時行ってもいっぱい煤けて黒くなった松毬がぶら下っているのは見栄えがしません。

③ 一番注目するのは不定芽が出ることです。
即ち、突然胴から芽吹き枝が発生することです。
日本の黒松、赤松、五葉松、這い松に至るまで皆同じで決して古い枝や胴から発芽する事はありません。
松は成長点を止めてしまうと決して不定芽が出てこないので庭木の松の剪定には特別の技量が入ります。
松の剪定が出来るようになれば庭木職人も一人前と言われています。
不定芽が出ることはこの松は容易に挿し木や取り木が出来るでしょう。
桜などで太い幹から突然小さな芽が出て花が数輪咲くことがありますね。
あれが不定芽です。
不定芽は大きな枝を間引いたり切り替えし剪定をしたときに出やすいです。
この松も同じ性質を持っていると思われます。

アメリカでは山火事があると一番最初に生える生命力の強い樹木だそうです。
叉荒地や崖などの栄養分の少ない場所にでも生えるそうです。

この様にただ三本の葉が出ていて形態が日本の松と異なるだけではなく生理生態的に日本の松と全く違った性質を持っています。

植物学(科学)からは日本在来の松から突然変異にしてもこのような松が出てくることはありえないと思います。

ですが弘法大師(空海)が遣唐使として唐から帰国する途中に船の上で三鈷を天に向って投げて唐の国の最新の学問である真言密教の教えを拓く聖地(開山)を先に日本へ帰って三鈷に探して欲しいとする物語は素晴らしい出来栄えです。
その地が高野山であった訳ですが、この物語の作者は以上の植物学からの知識を知った上で作品にしたと思います。
その海上は前後の関係から日本海であると推定されますが、行路がそれてアメリカ大陸付近の太平洋上に流されたとするならば話しの辻褄が合います。
浅草の観音寺は地引網を江戸湾で引いていたら金の観音様が引っ掛かって来たとする話や長野の善光寺の由来は大阪の難波のドブ川で金の釈迦三尊像を拾い上げたとするお話は海外から渡ってきた仏像である事を間接的に伝えているものであります。
出所不明にして舶来品であることを示唆しているのです。
日本海も太平洋も大西洋も繫がっていて国境も柵も塀もありません。
ですから船の上で三鈷を放り投げたとする話は私は大変素晴らしい出来だと思っています。
嘘を言ってはいないのです。

写真1は小さい順から、リギダ松。テーダ松、スラッシュ松、ダイオウ松。
写真3は三鈷(三鈷杵)です。
真言密教の仏具です。一鈷杵(独鈷杵)、三鈷杵、五鈷杵です。
次回の武田神社の三葉松(その4)では三葉の松の語源となった三鈷の松(三鈷杵)について書いてみます。


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