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山梨の山

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本丸の柿は渋柿だった

2008.12.12 09:27  投稿者:ootaminoru

甲府城の本丸に柿が実っています。

何を言いたいのか、書きたいのか自分でも解からないで書き始めました。
強いてと言えば柿の原産地は日本ではない。
実生の柿は渋柿です。

大きな樹ではなく、場所も謝恩塔の傍に柿の木があります。
明治時代に山梨県を襲った洪水は田畑を流し多くの被災民をつくりました。
洪水の原因は盗伐で再発防止の為に宮内庁御用林を無償で県に払い下げていただきました。以後自分達で植林をしてして管理して山を守れとの仰せでした。
明治天皇に対して県知事が謝恩碑塔を建てて感謝の意を表したその石垣の足元にくっついて一本の柿が生えています。

現在、梢で熟し、幾つかは鳥の餌となり実が破られて、幾つかは根元に落下しています。

今時、柿を盗む人はいない。晩秋から餌のなくなるお正月頃以降も数を減らしながら寒空にぶら下っているのが恒例です。

種からの実生の柿は99.9㌫が渋柿だと言われています。逆に甘柿は突然変異で渋柿の中から生まれたもので、その甘柿の種を播くと実生苗からの実は渋柿だそうです。

甘柿は1214年神奈川県川崎市の王禅寺で鎌倉時代に偶然発見されたもの、後に禅寺丸と名付けられて日本最初の甘柿だと伝承があります。
甘柿は渋柿の突然変異で日本特産の品種であるそうな。渋即ちタンニンが不溶性に変化してしまう品種なのです。
現在では柿は広く海を渡り世界各地で栽培されているそうで英語名も「kaki」だそうです。

暫く梢を見ていたら鶯色の小鳥が飛んで来ました。
盛んに破れた果実を食べ始めました。
目の周りに白いアイシャドウをいているのでこれは目が白い。メジロだ。

甘柿の代表品種、富有柿は岐阜県瑞穂市で安政4年(1857年)に見つかったもので次郎柿は弘化元年(1844年)静岡県森市で発見されたものだそうです。

柿のルーツはどうも大陸からもたらされたものらしい。即ち日本原産の植物ではなさそうです。最も日本の何処かで化石の柿が確認していると言いますので氷河期に絶滅した事になっているらしい。
縄文の時期、即ち氷河期が終った時期に中国大陸からもたらされたらしく縄文遺跡から柿の種が出土するそうですが時代が下がるにつれて数が多くなり弥生時代の遺蹟から大量に見つかるそうです。その頃の柿は現在の柿とは異なり小柿叉は豆柿といわれている100円硬貨位の直径で熟すと紫黒くなります。長江流域に自生しているそうです。
私は昭和25年頃兵庫県芦屋市山手で晩秋の頃この柿を学校帰りに寄り道して落ちている黒い柿を拾って食べるのを楽しみにしていました。

現在の赤い柿は奈良時代に再度中国から渡来したものと考えられています。
ですからその当時は柿は全て渋柿で熟柿か渋抜き柿か干し柿にして食用にしたと思われます。水溶性のシブオール(タンニンの一種)は渋抜きや熟柿や天火干で変化してなくなるのだともう。


ちなみに甲府城本丸に実った熟し柿は背丈が高く届きませんので仕方がなく御影石に落下したものを食味してみました。
まず果肉はとろりと飴色の均質な水溶液になっていて不溶性のタンニン(シブオール)の黒い胡麻状物はありませんでした。
渋柿が熟した独特の濃い甘味のある味でした。なかなか美味しいです。

誰かに見つかると挙動不審者そのもので咎められそうなので少しだけにしました。

中央線、線路の北側の緑色のガスタンクに「自然溢れるまち甲府」と球体に書かれています。平素は、市街地の何処に自然が溢れている甲府か?都市計画も滅茶苦茶だ。都市型公園も少なく、駅前の公共駐車場も極めて不完全」と腹立たしく思っていますが、まんざらでもないなーと思いました。

*インターネットで柿のルーツを調べて書きました。


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