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山梨が好きなのに、とっさには山梨の
良さを言えなくて、少々焦る甲府在住
の人間です。
山梨に関する事、甲府に関する事を
調べてレポートしてゆきます。
そうした中で、山梨の魅力を見つけ伝
える事が出来れば、と、考えています。
 ジャンルは? ....いろいろデス☆


     

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五大明王祭

2016.01.29 11:45  投稿者:ぶどうおばさん

笛吹市春日居町桑戸に、平安時代後期に造られた木造五大明王像があります。
毎年1月28日に「不動尊祭典」が行われ公開されます。
全国的にも五体揃っている明王像は珍しいそうで、五体とも80~140cm余
という迫力有る像高です。この像は春日居町桑戸地区が所有するもので、地元
の人々からは五体尊(ごたいそん)の名で厚く信仰されています。


平安時代後期(10~12世紀後半)にヒノキ材で造られた像は、桑戸地区に
ある茂林庵(もりんあん)にまつられたのち茂林庵と宝聚庵(ほうじゅあん)
が合併してできた地蔵院に置かれ、1741年に桑戸村の鬼門である位置に
建てられた不動堂に安置されるようになりました。
1997年に県文化財指定を受けたのを機に桑戸区が修復事業にとりかかり、
2006年(平成18年)に修復が終了しました。 修復前は鮮やかな装飾が
されており破損も著しかったそうです。修復は制作当時の色・形を復元すると
いう方向でなされたため現在は木肌の色の姿になっています。
2008年(平成20年)から3年間東京国立博物館に展示された後、五大
明王は桑戸の不動堂に還って来られました。像は不動堂に隣接するコミュニ
ティーセンターで厳重に保管されています。


五大明王は、仏教の教えに反する者を追い払う存在のため強い力を持ち手には
武器を携えています。
この強い力で桑戸村を災害から守って欲しいという人々の願いと信仰心が五大
明王を村で(寺ではなく)所有するというところまで至ったのでしょう。


五大明王は
   不動明王(ふどうみょうおう) 83,3cm
        右手の剣で人々の悪い心を退治する
   大威徳明王(だいいとくみょうおう) 82,0cm 六面六臂六脚
        戦勝を願う  水牛にまたがっている
   軍茶利明王(ぐんだりみょうおう) 141,7cm  一面八臂
        仏の敵を取り除く
   降三世明王(こうさんぜみょうおう)143,5cm  四面ハ臂
        欲・怒り・無知をなくす
   金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)143,0cm 三面六臂
        悪い心を食い尽くす

中央に不動明王が座し、左の二像は知恵を授け戦勝を願う明王なので受験時
に、右の二像は悪を退け平安をもたらす明王なので家族の安泰や健康を願って
祈ると良い、と案内して下さった桑戸区のガイドさんからアドバイスを頂きま
した。

年1回の「不動尊祭典」では午後に式典が行われ屋台もいくつか出店します。
私が訪れた12時前後は徐々に人々が集まり祭りの準備を始める時間帯でした。



五大明王祭りは、寺を介さずに地域の人々と五大明王像が密に結びついて行わ
れる点で稀有な催しと言えるかと思います。そしてそれは、人々の祈りの心と
その対象の像を守りさえしてゆけば信仰は続けられる、という根本的な在り方
を示すものとして、一般の寺の不動尊祭りとは一味違った感慨をもたらす事も
事実です。
桑戸不動堂での五大明王祭り、来年も楽しみです。

  (1枚目の写真 木造五大明王像 
            手前から大威徳明王像、軍茶利明王像、不動明王像)
  (2枚目の写真 中央に座す 不動明王像)
  (3枚目の写真 降三世明王像)
            2016年1月28日撮影


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