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山梨が好きなのに、とっさには山梨の
良さを言えなくて、少々焦る甲府在住
の人間です。
山梨に関する事、甲府に関する事を
調べてレポートしてゆきます。
そうした中で、山梨の魅力を見つけ伝
える事が出来れば、と、考えています。
 ジャンルは? ....いろいろデス☆


     

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首都圏から90分の秘境 芦川

2014.04.29 15:56  投稿者:ぶどうおばさん

「山梨のチベット」とも言われる笛吹市芦川町は標高900mに位置する山間集落です。

笛吹市は平成17年に『桃・ぶどう日本一の郷』を宣言し、平地部は温泉郷・山麓部は集落、全体に果樹地帯の広がる地域です。芦川町は甲斐九筋(山梨から近隣の県に抜ける9つの道)の一つ若彦路にあたっているため、古民家や石垣のある特徴的な農村風景が広がっています。石和まで車で約30分・東京まで90分の場所にあり周囲は山で、林業の盛んな時代には木材で財をなした裕福な家が多かったため土蔵がそこここに建っています。その後養蚕に転じ一帯は兜造りの農家の中で蚕を育てました。絹糸が衰退した後は過疎化が進み限界集落に認定され、人口の半分は65歳以上となっているそうです。


地元の方々は空き家の茅葺き民家を修復し休憩所・食事処・カフェを作ったり、兜造りの家々と石垣をガイド付きで案内するサービスをしたり、季節に応じてイベントを企画して町おこしを頑張っておられます。
特産品はこんにゃく,ほうれん草,わさび,そば,ほうとうなどで里の駅あしがわには採りたての野菜が並んでいます。

甲斐国から駿河に行く道は4つあり
     河内路.....富士川沿いを通る駿州往還
     中道往還...甲府→右左口(うばぐち)→精進湖
     若彦路.....笛吹市→鳥坂峠→大石峠→河口湖大石
     御坂路.....鎌倉街道,甲斐路とも呼ばれる
            石和→御坂峠→河口湖→籠坂峠→駿河→鎌倉
若彦路は、2010年に大石峠の直下に若彦トンネルが開通してから往来も増えましたが、農村風景や樹齢800年のケヤキはあまり変わっていないようです。


遅い春の風景のなか石垣路をそぞろ歩くと、心地よい穏やかさに満たされます。
兜造りの屋根は防火のためトタンで被われているものも多いですが、いくつかは茅葺きのままで内部も公開されています。床や柱は黒光りのするまで磨きあげられ天井も真っ黒。囲炉裏で燃やす薪の煙でいぶされることによって天井や屋根に防虫効果がうまれるそうで、囲炉裏があるおかげで冬もコタツは使わないというお話を聞きました。土間の一角には馬屋があり人と馬がひとつ屋根の下で暮らしていたそうで、馬が骨折するとやむなく死に至らしめるため敷地内に祀る馬頭観音は多くの家にあったそうです。ガイドさんの話をお聞きしながら、山の恵みを受け人馬が助け合いながら生きてきた歴史に思いをはせました。
茅葺き古民家で出会ったおばあちゃん達の笑顔は本当に素敵でした。


5月下旬~6月初旬には自生する約260万本のニホンスズランが開花し、”すずらんの里祭り” が開催されます。

  すずらんの里祭り
      平成26年5月24日(土),25日(日)
      笛吹市芦川町 すずらん群生地と大駐車場にて
      特産品の販売や軽食 があります


    (1枚目の写真 笛吹市芦川
             茅葺きの古民家は兜造り。
             兜造りとは横から見ると兜の形に見えることから
             呼ばれた名前。窓は採光・通風に利点があり膨ら
             ませた部分にはさらに多くの蚕を置くことが出来
             たとのこと)
    (2枚目の写真 兜造りの古民家の内部  囲炉裏
             夏は涼しく冬は暖かい)
    (3枚目の写真 家々をつなぐ坂道
             石垣で高低差を調節。トタン屋根の家も兜造り
             まだ咲いている桜もある)
      
               2014年4月27日撮影


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