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山梨が好きなのに、とっさには山梨の
良さを言えなくて、少々焦る甲府在住
の人間です。
山梨に関する事、甲府に関する事を
調べてレポートしてゆきます。
そうした中で、山梨の魅力を見つけ伝
える事が出来れば、と、考えています。
 ジャンルは? ....いろいろデス☆


     

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若草瓦会館

2012.09.17 07:26  投稿者:ぶどうおばさん

南アルプス市若草に「若草瓦会館」があります。この地の加賀美で良質の粘土が産出したことから江戸時代に瓦づくりが始まったそうで、戦後の最盛期には三十数件の瓦製造所があり県内一の生産を誇る地域だったそうです。現在は製造は一ヶ所、他は瓦を葺く業務を中心とする工房で会館近辺には敷地に瓦を積んである風景が何軒か見られます。



この若草瓦会館では、若草の瓦産業の歴史や瓦の特徴をパネルや写真や現物で見られる他、体験工房で瓦制作を学ぶことが出来ます。

会館に入ると鬼面の瓦が迫力満点の形相で出迎えてくれます。鬼瓦は、鎌倉時代から屋根の大棟の端に飾られ江戸時代に一般にも普及してゆき、次第に鬼の顔ではなく家紋や宝珠などの図柄に変化したそうです。鯱(しゃち)も鬼瓦の一つとの事です。
バラエティーに富んだ表情の鬼面が並んでいます。
甲府城の修復の際に稲荷櫓(いなりやぐら)に設置された鯱瓦は、この会館で制作されたものだそうで、同一の鯱も展示されています。



瓦には、湿気や空気をコントロールし不燃性や遮音性に優れる・素材は粘土なので無害・メンテナンスが簡単で経済的 という利点があります。
南アルプス市商工会は平成元年に「甲州鬼面瓦」を開発し、商売繁盛や家内安全魔除けの御守りとして販売しておられます。工房にはキーホルダーや置き物も数多く陳列されています。


体験工房では、甲州鬼面瓦・ミニしゃち瓦等の制作に挑戦できます。スタッフの方が説明指導にあたられ、初心者でも大丈夫とのことです。県内の小中学校の生徒さん達も郊外学習の一環として多数来館するそうで、仕上がった作品を拝見するといぶし銀の光沢を持つ鬼面瓦はどれも素晴らしい出来栄えでした。



案内して下さったスタッフの方は若草の瓦産業や瓦制作の工程について分かり易く説明して下さいました。大学で日本美術を専攻されたというその方は、若草の伝統技術に造詣が深く、誇りと愛着を持っておられる様子で、おそらく他の館員の方々もこういう情熱を持って会館を支えておられるのだろうと想像しました。



山梨県の中で特異な存在の瓦専門の会館、楽しく拝見させて頂きました。

    (1枚目の写真 甲州鬼面瓦
             いぶし銀色のものや金色のものがあります)
    (2枚目の写真 体験工房
             販売用の作品が飾られた棚や採光の良い窓で
             ぐるりを囲まれた部屋に工作用のテーブルが
             並んでいます)
    (3枚目の写真 若草瓦会館外観)
              2012年9月15日撮影


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