今年印象に残った展覧会
2009.12.22 21:08 投稿者:ぶどうおばさん
県立美術館1階の県民ギャラリーでは県内の美術愛好団体や教育関係者の展覧会が
頻繁に行われています。
12月初旬に見た「仏画展」は中でも印象に残るものでした。
仏画家の安達原玄氏と県内5つの写仏教室の生徒さん達の作品展でした。
仏画は、基本の下絵を写し取りそれに色を塗って完成させるもののようで同じ図柄
でも個々人により彩色が異なり違った印象を与えます。
額•軸•屏風•衝立などに表装された仏画は、金◦赤◦緑◦青色も鮮やかに会場を埋めて
いました。
仏画の題材は、死後の世界, 悟りの境地, 仏の慈悲等ではないかと思いますが、作品
から受けた印象は生への積極的な肯定◦活力といった ”動” のものでした。
それは会場に詰めておられた教室の方達から感じる前向きな印象や明るさに通じる
もので、生き生きとした緊張感とでも言えるような。
生徒さん達は二十代〜八十代とお聞きしましたが、こういう題材と共に日常を過ごし
ているとどこか達観するところがお有りなのかも知れない、と思いました。
(写真は全て 県民ギャラリーでの仏画展にて)
2009年12月8日撮影
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