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山梨が好きなのに、とっさには山梨の
良さを言えなくて、少々焦る甲府在住
の人間です。
山梨に関する事、甲府に関する事を
調べてレポートしてゆきます。
そうした中で、山梨の魅力を見つけ伝
える事が出来れば、と、考えています。
 ジャンルは? ....いろいろデス☆


     

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”魔法の凍結技術”のニュース

2009.08.13 14:03  投稿者:ぶどうおばさん

ブログを拝見していると「桃の保存」の記事(1年前に私が書かせて頂いた)を読んで
くださる方が多いようなので、ここでこの1年間の科学技術の進歩と成果についての
情報を、つけ加えさせて頂きたいと思います。


今年くらいから『CAS』技術という超急速凍結技術が新聞やテレビでクローズアップ
されているのをよく見かけます。(2006年にはすでにTV放映されていたそうですが)



『CAS』(Cells Alive System)はセル•アライブ•システムのことで、
    細胞(Cell)が生きている(Alive)システム(System)  だそうです。
細胞膜を破壊する事なく瞬間凍結するため、解凍した時には限りなく生に近い新鮮さが
戻る技術とのことです。
従来の冷凍技術は、食品の外側から序々に冷凍するので細胞膜が壊れ、うま味や水分が
抜け出したり、タンパク質が変質するなどの”冷凍焼け”が起きたりして食味も風味も
落ちていました。



この『CAS』技術は、
  水分子を拡散させながら全体の温度を均一に下げ、過冷却状態(凝固点以下でも凍
  らない状態)を作り出して一気に内部まで凍結させる
方法だそうです。

テレビ画面で見たのは、特殊な方法で揺らし続けた水の入ったペットボトルをテーブル
に軽く打ちつけると、途端に凍結を開始し9秒ほどですっかり凍ってしまうという場面
でした。 ”魔法の”と言われることが理解できます。ペットボトルに入っていたのは
−7℃でも凍っていない液体の状態の水との事でした。
一気に凍結するという、今までにない革新的な冷凍技術のため解凍した際の状態は野菜
や果物や米や肉のみならず、魚は内蔵までも限りなく生に近い、と評価されているそう
です。



この技術を開発したのは、千葉県にある食品加工機械メーカーです。
『CAS』は1994年に開発され改良が繰り返され、国内の水産食品加工会社などに
300件の導入実績が(2007年の時点で)あるそうです。



この会社が冷凍技術を開発した理由は
  ○天候や需給状況により価格が不安定な野菜•果物•魚介類などの価格を安定させ
   生産者の収入を上げる
  ○穫れ過ぎた場合も廃棄せず加工し保存することにより有効に活用する
  ○それにより農業•漁業•畜産などの第一次産業従事者を増やし食料自給率(現
   在は約40%)を高める
ことを目標にしておられるからだそうです。



また『CAS』技術は医療面でも生かされ、凍結した組織を再生に活用したり臓器保存
においても研究開発中とのことです。


他にも長期間保存できる専用の冷凍保管庫も有り、3年間は生に近い状態に戻せること
が実証済みとのことで、現在10年間の保管も実験中だそうです。



科学技術は日進月歩していて様々な分野で多くの人々が切磋琢磨しておられます。
今、低迷して先の見えない不景気の中、このような技術開発分野における発明により
第一次産業の魅力を若い世代が再認識し就業者が増えるなら、景気回復への突破口に
なる可能性もあるでしょうし素晴らしいことだと感嘆するばかりです。


       (写真は 上記の会社のCASの装置
                同会社のHPからお借りしました)
     


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