放光寺
2008.12.06 14:28 投稿者:ぶどうおばさん
甲州市塩山にある放光寺(ほうこうじ)は恵林寺から北へ徒歩5分の所にあります。
”花の寺” ”えんむすびの寺”として知られています。
円と方形を組み合わせた特徴的な模様の描かれた総門を入ると、四季折々に、梅•花桃•
ぼたん•ショウブ•あじさいが咲き誇る庭があります。 (上の写真は、放光寺総門)
この寺の特筆すべき点は、なんと言っても収蔵している仏像の見事さではないかと思い
ます。 •本尊の大日如来座像
•不動明王立象
•愛染明王座像
•仁王門の金剛力士像2体 は、全て国の重要文化財になっています。
これほどの仏像達が、1つの寺の中に在るのは驚きで、さらに宝物館のような形で展示
されているのではなく身近に拝観出来るので、感動を覚えます。
個人的には、甲斐源氏の安田善定毘沙門天像も、彩色のほどこされた美しい像
だと思います。
放光寺は、平安時代に創建された真言宗の寺で、武田氏滅亡の折り1582年に恵林寺
と共に焼かれました。現在の建物は、徳川家康の援助で再建されたものだそうです。
《愛染明王》を奉じ、”えんむすび”の寺として、男女の縁だけでなく人との縁、社会
との縁、仕事との縁、学校との縁が、吉祥に結ばれるよう祈願も受け付けているとの
ことです。 (2枚目の写真は、愛染明王座像。
放光寺様のHPからお借りしました。)
庫裏では、季節の精進料理を予約制で供していて、肉•魚を使わず[ダシも鰹ではなく
昆布を使用とのこと]工夫された料理が好評と聞きます。
(3枚目の写真。本堂と庫裏)
隣の恵林寺での観光客の喧噪をぬって放光寺に到達すると、静謐さが別世界のように
感じられます。恵林寺も放光寺もそれぞれ美しく味わい深いですが、放光寺は仏像を
じっと見つめたい人にお薦めしたい寺です。
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