TOP > ブログ一覧 > ぶどうおばさんの山梨見どころ記 > 甲州ぶどう 減産

プロフィール

山梨が好きなのに、とっさには山梨の
良さを言えなくて、少々焦る甲府在住
の人間です。
山梨に関する事、甲府に関する事を
調べてレポートしてゆきます。
そうした中で、山梨の魅力を見つけ伝
える事が出来れば、と、考えています。
 ジャンルは? ....いろいろデス☆


     

ブログ内検索

カレンダー

<< 201811  
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

バックナンバー

最近の記事

カテゴリー

最新のコメント

関連リンク

甲州ぶどう 減産

2008.10.30 15:51  投稿者:ぶどうおばさん

10月に勝沼を訪れると、ぶどう棚には甲州ぶどうがたわわに下がり、ピンクがかった
うす紫色の房が頭上を埋め尽くします。
その、日本独自の品種「甲州ぶどう」の収穫量が減少の一途をたどっている、という
内容の記事を新聞(10/15付の山梨日日新聞)で読みました。
                          


栽培面積が、ここ15年程で半分に減ったとのことで、収穫量もピーク時の半分以下に
なっているそうです。
減少した理由は、 •高級品種への転換
         •生産にたずさわる方の高齢化      によるとのことです。


確かに、値段は大違いです。
  ピオーネや巨峰は取引価格が1kg 約1000円
  甲州ぶどうは取引価格が  1kg 150〜200円    だそうです。



甲州ぶどうは、生食用にもワイン用にもなりますが高級品種と言われる他のぶどうとの
値段の差は、あまりにも大きいと言えます。
生食用のぶどうは、近年、大粒で大房のものが増えており、1房1000〜3000円
のぶどうも多く見られます。
      瀬戸ジャイアンツは 1房1000円  
      翠峰は       1房2000円 
      ゴルビーは     1房800円   
      他にも、甲斐路•ピッテロビアンコなど、1房1000円くらい
上記の値段は、10月4日の甲州市のぶどうまつりでのものなので、特に安くしてあった
価格です。一般のスーパー等では、もっと高価(房の大きさにもよりますが)のようで
す。
より多くの現金収入を得るためには、甲州ぶどう→高級品種へと転換するのは、自然の
流れかも知れません。。



一方ここ数年、甲州種ワインは欧州•アジア•南米•アフリカなどへの輸出が増えつつあ
ります。それに伴い原料である甲州ぶどうへの需要も増加しています。
収穫量が減っているのに需要が増えている状況なので、取引価格も上がってきました。
しかしながら、この上がり幅をもってしても高級品種のほうが利益が大きい、という事
から、甲州ぶどうの作付面積が増える方向には向かわないもののようです。


県内のワイナリーは、「農家との契約栽培で甲州ぶどうを確保するか自家栽培も視野に
入れなければならない。」(山梨日日新聞より)と懸念し対策をたてているようです。



近年、ワイン造りに活発な長野県では、休耕田をぶどう畑にしたり、財政的に支援した
り、農業初心者の指導をしたりして、将来のぶどう生産量を上げようと、県全体で取り
組んでいるそうです。


ぶどうは、苗を植え付けてから実がなるまで、何年かかかります。
例えば、品種改良にしても、米なら毎年人工交配したタネを生育させ1年周期で結果
を見る事ができますが、ぶどうは何年もかけないと結果を見ることが出来ません。
米でさえ品種改良が完成するまで10年はかかるという話なので、ぶどうに関しては、
気の遠くなるような時間と忍耐が必要と思われます。



また、温暖化の影響で、高温多湿を避けるために作地をさらに山間部に移動しなけれ
ばならなくなっています。温暖化は現在進行形であるため、何年か先を見据えて対処
する必要があります。
新潟県では、米の生育適温以上の高温になる日々に備えて、穂の出を遅らせる晩生(
おくて)品種を開発しているとのことで、それにより高温障害が避けられるようです。
笛吹市では、今、収穫期を迎えている桃があるそうです。10月半ば頃までの秋に実る
桃だそうで、夏の桃より水分が少なく、食感はりんごに似ているとのこと。極晩生の
品種のようです。

研究機関で品種改良を試みたり、個人で様々な品種を試したり、温暖化に対する策は
試行錯誤されている最中のようです。




甲州ぶどうは山梨のワイン造りにかかせないものであり、毎年一定量を確保する事が
必須です。作付面積が必要最低限を切る前に、何か策を、例えば県単位で
     ◉山間部にぶどうの垣根栽培畑を作る
     ◉休耕田を借り上げ甲州ぶどうを育てる
     ◉栽培の専門家が指導にあたる
     ◉財政的に支援する
など取り組んで、ぶどう農家に手を差し伸べ生産量を維持するようにして頂けないもの
だろうか?、と考えます。


山梨が日本に、いや世界に誇れるものと言えば、やはり【甲州ワイン】だろうと思いま
す。

    (1枚目の写真 甲州ぶどう)
    (2枚目の写真 瀬戸ジャイアンツ
              岡山県で開発されたのでこの名前との事ですが、山梨
              でも栽培されています。)
    (3枚目の写真 ゴルビー)

        2、3枚目の写真は”甲州市かつぬまぶどうまつり”にて
        平成20年10月4日撮影
   


     


コメント(0) | この記事のURL | カテゴリー:ワイン・フルーツ

コメント

コメントを投稿する

ボタンをクリックしてもコメントフォームが開かない方は、
お使いのブラウザのポップアップブロック機能を解除してください。

▲Page Top