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プロフィール

山梨が好きなのに、とっさには山梨の
良さを言えなくて、少々焦る甲府在住
の人間です。
山梨に関する事、甲府に関する事を
調べてレポートしてゆきます。
そうした中で、山梨の魅力を見つけ伝
える事が出来れば、と、考えています。
 ジャンルは? ....いろいろデス☆


     

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ぶどう農家の努力

2008.09.05 15:50  投稿者:ぶどうおばさん

季節はいつのまにか秋で、街を歩くと桃ではなくぶどうが店頭をにぎわせているのを
見かけます。

最近の天候は、天変地異かと思われるような、落雷や局地的な豪雨や、台風の激しい
爪あとなど、かって経験したことの無いような状態の連続です。

これはやはり、地球温暖化に起因するもののようで、CO2を削減しようという試みはあ
るものの、毎年の気温上昇は避けられそうにありません。



年平均気温が上がるということは、果樹や野菜の生育にもダイレクトに影響を及ぼすと
いうことです。
今年の山梨県のぶどうの出来は、高い気温のせいで、糖度は良いものの色つきがあまり
良くない、と、述べられる農家の方もいるようです。


そんな、避けられない地球の温暖化を、逆手にとって、愛媛県のみかん農家は、気温が
高くても育つイタリア産のオレンジの育成に挑戦し成功している、という記事を新聞(
9月4日付 山梨日日新聞)で見ました。
これまでの温州みかんの栽培適温を1℃上回る最近の年平均気温17℃は、浮き皮や
着色の悪化をもたらす。それで、17℃以上で栽培可能になる品種を、国内で初めて
導入したということです。

それは、果肉の真っ赤な”ブラッドオレンジ”という種類とのことで、温州みかんの
1kg当たりの値段の8倍近くで市場で取引されているそうです。



なら、山梨県のぶどうは??
どういう状況にあるのでしょう?

調べてみて驚きました。
県内のぶどう生産者は、本当に切磋琢磨しておられるのです。


山梨のぶどう、と言えば、デラウェア•巨峰•マスカット•ピオーネ•甲斐路•
            ワイン用の甲州
                  (上の写真は左がピオーネ、右が甲斐路)
等が思い浮かびます。
    デラウェアは、種無しだけど、粒が小さくて食べるのに面倒........
    巨峰は美味しいけど、皮をむくと爪が紫色になっちゃう.........

などという印象を持っていた私ですが、現在は大きな改善がなされていることが分かり
ました。
         巨峰====種無し
         ピオーネ====種無し
ということで、大粒のぶどうも種無しが出回っていると知りました。



そして、特筆すべきは、改良品種の育成です。
  『藤稔』(ふじみのり)◦◦◦◦◦ピオーネを交配した青紫色の大粒。種無し。
                皮ばなれが良く、皮がツルッとむける。
                勝沼で生産。
  『瀬戸ジャイアンツ』◦◦◦◦◦◦マスカットのような黄緑色の大粒。種無し。
                皮が薄く、皮ごと食べる。サクサクした食感。
                岡山県が多いが、勝沼や富士河口湖町でも生産。
                  (真ん中の写真)
  『マニキュアフィンガー』◦◦◦◦濃い紫で長い楕円の大粒。
                山形県が多いが勝沼でも生産。
                  (一番下の写真)
この他にも、店頭でロザリオという名前の楕円形の大粒のぶどうも目にします。
これらはすでに、山梨での栽培に成功し市場で売られています。



「ぶどうと言えば山梨」で、山梨県はぶどうの生産量は日本一です。
山梨は日本で一番日照量が多く、気候風土が果物作りに適していることが、理由
のようです。

でも、他の県も負けてはいません。
      長野では、  種無しで皮ごと食べられる紫色の『ナガノパープル』
             黄緑色で強い香りの『ナイアガラ』
      岡山では、 『マスカット オブ アレキサンドリア』
      山形では、  明るい赤色の『オリンピア』『ゴルビー』
という、いずれも大粒大房の品種を育成しています。

ぶどうの表面についている白っぽい粉のようなものは、ブルームと言って、ぶどう
自らが作り出す表皮保護剤で、水をはじいたり病気からぶどうを守る役目をする
もので、食べて害は無いということです。


これからは、【大粒】【種無し】【皮ごと食べられる】という条件を持つぶどう
が、人気ぶどうになるように思われます。
高値であっても、ブランドとして定着すれば、市場は開けるように思います。


山梨にとって、ぶどうは大きな観光資源です。
  ”ぶどう狩り”を楽しんでもらったり、土産として持ち帰ってもらったり。
  また、地元ワインも観光客が目当てとするものです。
  外国人の方にも、ワインだけでなく生食も受け入れられるのではないかと
  思います。


気温が年々上昇する事を前提に、それに耐えうる品種、そして消費者のニーズに
応える品種、それらが求められています。
そして、山梨のぶどう農家の方々は、何年も前からそれに取り組み、新しい品種
を栽培し、模索努力してこられたわけです。


他の県との競争もあるでしょうし、雨や風や温度との闘いでもあるでしょう。
ぶどう作りに、大変なご苦労をされていると思います。
でも、

「ぶどうはやっぱり山梨のでなくちゃ!!」

と思う人が相当数いる今、それを維持し、さらに増やしていって欲しいと願って
やみません。
             (写真はネット上の販売カタログからお借りしました)
         


コメント(1) | この記事のURL | カテゴリー:ワイン・フルーツ

コメント

わたしは皮ごと食べられるぶどうが大好きです。

3枚目写真のマニキュアフィンガーは初めて見ます。昨年グリーンのなんとかフィンガーは食べましたが・・・

明日開催の勝沼朝市に出品されるかしら(^o^)丿
今年絶対に食べてみます!!
投稿者:NOWA: at 2008/09/06 10:36

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