厄除け地蔵尊祭り・続篇
2017.02.16 17:09 投稿者:ぶどうおばさん
厄除け地蔵尊のおられる塩沢寺は、甲府市の湯村温泉郷にあります。
今から約1200年前、弘法大師が厄除け地蔵を訪ねられた折り、道路の真ん中に大きな石があり旅人が通行に難儀しているのを見て杖で石を寄せたところ温泉が湧き出した、それが湯村温泉郷の始まりと言われます。
湯村温泉は「信玄の隠し湯」としても知られています。
弘法湯
湯村温泉郷の中でも老舗。湯質は弱食塩泉。
効能は神経痛・筋肉痛・疲労回復・関節のこわばり・慢性消化器病 等。
旅館明治
昭和の文豪太宰治が泊まった宿。昭和17・18年に逗留し「正義と微笑」
「右大臣実朝」の二作を執筆したと言われます。
(1枚目の写真 塩沢寺に続く参道の屋台)
(2枚目の写真 弘法湯)
(3枚目の写真 太宰逗留の宿 明治)
2017年2月14日撮影
厄除け地蔵尊祭り
2017.02.16 16:23 投稿者:ぶどうおばさん
「厄地蔵さん」の名で知られる甲府市湯村温泉郷にある塩沢寺の厄除地蔵尊大祭が行われました。
塩沢寺(えんたくじ)は808年に空海が開山し鎌倉時代には蘭渓道隆が中興開山となり、武田氏から厚遇を受けた真言宗の寺です。
2体のご本尊のうち1体は秘仏ですが、地蔵堂(国指定重要文化財)に安置されている開扉仏の石造地蔵菩薩像(県指定文化財)は毎年2月13日正午~14日正午までの24時間だけ耳を開き善男善女の願いを聞き入れ厄難を逃れさせてくれると言い伝えられています。特に厄年の男女がお参りして年の数だけ団子や一円玉をお供えすると、厄を除けると言われ毎年賑います。
入口右手の「舞鶴のまつ」は県指定天然記念物です。
13日は天気も良く昼から夜まで参拝客が列を連ねお参りしていたようです。
14日は朝早くから人々が訪れ、本尊の右手につながっている紅白の綱を揺らして鈴を鳴らし熱心に参拝しておられます。
折しも天気は快晴。屋台も通りの両側に長く続いてにぎわいを見せています。
寺側は5万人の人出を見込んでいるそうです。
(1枚目...