八田家書院 武者飾り
2014.05.04 19:35 投稿者:ぶどうおばさん
笛吹市石和の八田家書院で端午の節句に合わせて武者飾りが展示されています。
八田家は武田氏に仕え蔵前衆の要職につき年貢や軍糧の輸送を行っていましたが、1582年織田軍により居宅など全部が焼失しました。徳川家康から御朱印を賜り、江戸時代なかばには商人でありながら名字帯刀を許可され3400坪の屋敷地を拝領し伝承によれば主屋・蔵・味噌蔵・文庫蔵・御方屋などが建てられたそうです。1859年の笛吹川の氾濫で主屋は大破し取り壊され、1601年に書院が構築されました。奥の間,中の間,三の間からなる統一された空間で高雅な趣味をさりげなく取り入れた造りと言われます。
現在は昭和15年に復元再築された書院・明治7年に移築された石和陣屋表門・整備された公園があります。
書院は昭和36年に県の文化財に指定されました。
八田家書院では2~4月初旬に御雛様の展示がありますが、子供の日前後の展示は武者人形です。この展示は小規模ではありますが江戸時代・明治時代の武者人形を見る機会はまれなので楽しみにしています。
八田家書院 武...