今年撮ったコレなに?
2008.12.29 19:50 投稿者:ぶどうおばさん
普段あまり目にすることの無いものを、今年写した写真の中から挙げてみようと思う。
上の写真。人工水晶。
高温高圧下で天然水晶の粉砕片を溶かし、2ミリほどの薄い天然水晶の板
に付着させ、それを成長させ作ったものとのこと。完成まで40〜200日
かかる。写真の人工水晶は、横から見ると、厚みの真ん中に細いスジが
見える。その部分が天然水晶で、あとは人工のもの。ガラスより重い感
じ。工業用に使われる。 (甲府 クリスタルミュージアムにて)
2枚目の写真。 甘草。
薬草である甘草は、根の部分を使う。主に甘味料として食品や薬に用いら
れるとのこと。現在では河原の土手などに自生している種が見られ、百合
に似た形の橙色の花を咲かせる。 (塩山 甘草屋敷にて)
3枚目の写真。 南極の石。
昭和基地のまわりに有った岩石とのこと。5〜10億年前、地中でゆっくり
冷えて固まり、その後地表に現れた変成岩。比較的新しい日...
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甲府駅のイルミネーション
2008.12.19 20:58 投稿者:ぶどうおばさん
甲府駅南口周辺が、今年もイルミネーションで飾られている。
一番のシンボル的なものは、円錐形の立体イルミネーションで、他には、平面に絵を
描いたような平板状のイルミネーションが、道路に沿って続く。
(上の写真と2枚目の写真)
このイルミネーションは、今年の11/23〜来年の2/14まで飾られるとのこと
だ。午後5時〜10時に点灯されている。
凍える寒空に、華やかでロマンティックなイルミネーションは、青や黄色の宝石のよう
で、心をなごませてくれる。
この名称は、『ナイトジュエリー甲府』というのだそうだ。
駅周辺とは別に、2004年から、甲府城跡に『光のピュシス』と称して冬期イルミネー
ションが飾られてきた。しかし、文化庁から、天守台の装飾を禁止されたとのことで、
県や市からの補助も打ち切られ、それを機に2007年でイルミネーションは終了した。
今では甲府城跡は、闇の中、白い光に照らされて石垣が灰色に浮かび上がっているのみ
だ。
オリオン通りは、人の歩...
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世界一の大太鼓
2008.12.18 21:01 投稿者:ぶどうおばさん
”世界一の大きさ”だとギネスブックに認定されている大太鼓が大月市笹子町にありま
す。笹一酒造の敷地に展示されています。
「世界平和太鼓」という名称のこの太鼓。
口径 4、8m
胴全長 4、95m
重量 2t
原木 杉
革 牛
2001年1月、ギネスブックに”世界最大の太鼓”として認定されました。
(上の写真)
『大月の地で、世界平和のシンボルになりうる太鼓を作り日本の文化•和太鼓の
素晴らしさを世界へ紹介しよう』というテーマで、大月市民他約千名からの募金
を基にして作られ、2000年の末に完成したのだそうです。
2001年元旦に初打ちがなされたとのことです。
近づくと、圧倒する大きさ!! (2枚目の写真)
張ってある革には、金箔がふんだんに使われ、龍と鳳凰が描かれ、「心」と「舞」の
文字が両面に力強く踊っています。大月市の陶芸家◦書道家、他県からも蒔絵作家等が
集まって、共同で革部分の制作をされたとい...
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林の間伐と森
2008.12.17 15:21 投稿者:ぶどうおばさん
最近は、林業従事者の高齢化や後継者不足により、森林の間伐(人工林や里山などの
人の手が入った天然林で行う、将来木材として利用出来ない劣勢木をまびく作業。
混みあった林から曲がったり弱ったりしている木を取り除く)が行き届かず、生育の
良くない木々の林が増えていると聞く。そういう林は、木が大きくなれず根が張れ
ないので、土壌の保水力も鈍る。土砂崩れの原因にもなる。
最近、
林野庁は、人工林を作り間伐も行い動植物を保護するという方針を考えている
という内容の記事を新聞で読んだ。
人工林には同一樹種を植えるが、木を植えない空き地も作り、多種な植物が茂るように
する、ということだ。広葉樹の木の実は動物のエサになるし、日光が地表に届くことに
よってコケ類ばかりでなく草や灌木も茂る。
動植物の種(しゅ)が絶滅しないためには、何よりもまず『種の多様性が必要』だと
いう事は、よく言われている。
動物にしても、食物連鎖の上に行けば行く程、エサとするものの範囲が限られ、生き
残りにくくなる。木の実や昆虫を食べて生きる雑食性の小動物の...
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インバウンド観光の本
2008.12.15 21:33 投稿者:ぶどうおばさん
インバウンド講座が始まった初期の頃頂いた
「地域におけるインバウンド観光マーケティング戦略」研究代表者:溝尾良隆
を、読んだ。斜め読みした箇所もあるが、ほぼ読んだと言える。
専門的な部分は、解らないことも多いが、一番印象に残ったのは、
インバウンド観光の目標は「顧客満足度の最大化」を通して
地域への経済波及効果を拡大していくことにある。
という文だった。
外国人観光客の誘致の目的の第1は、日本のその地域が経済的に潤う事ではなく、
満足してもらい日本に好印象を持ってもらうことだ、といった内容の記述は、ところ
どころに出て来る。
外国人観光客の来日=日本のもうけ
のような図式を単純に描いていた私にとって、こういう視点は ”目からウロコ” 的
な衝撃だ。
以下の文も印象的な部分だったので、原文をそのまま載せさせて頂く。
(外国人観光客は)
「目に見えない商品」を購入するが、その商品の中身を確かめることが
できるのは、実際に旅行目的地を訪問したときでしかない...
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西湖いやしの里根場•続篇
2008.12.10 23:48 投稿者:ぶどうおばさん
「西湖いやしの里根場」のブログに掲載しきれなかった写真を載せてみようと思う。
上の写真は、『一粒(いちりゅう)』の、”こんにゃく遊膳”
2枚目の写真は、根場の茅葺き屋根の民家1棟。
それぞれの棟が微妙に異なる屋根をしているが、高い技術を感じ
させ、美しい。
3枚目の写真は、根場浜で見た、富士山と西湖に映る逆さ富士。
2008年12月10日撮影
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西湖いやしの里根場
2008.12.10 22:36 投稿者:ぶどうおばさん
ツアーの企画案を作成する下見として、講座のグループのメンバーで、
”西湖いやしの里根場(ねんば)”を訪れた。 (上の写真)
昨日の雨もあがり、今日は朝から快晴!!
富士山は、雪でおおわれた真っ白い山肌を、まばゆく輝かせて、青い空をバックに
クッキリ姿を見せている。
”西湖いやしの里根場”は、西湖の西端北側に位置する。
かやぶき屋根の民家18棟が、山に取り囲まれた場所に、1つの集落のようにまとま
って建っている。まるで、昭和の中頃にタイムスリップしたような、昔懐かしい農村
風景だ。
この集落は、昭和41年の土砂災害により、ほぼ壊滅したという悲しい経緯があるが、
茅葺き屋根の家々を復元しようとする計画の下、町は平成18年に11の棟を建て、
”西湖いやしの里根場”をオープンした。今年は18棟、来年は20棟以上になるよう、
段階的に建て増しているということだ。
【地域の工芸技術•伝統文化】をテーマに《資料展示》《体験型工房》《飲食》《物産
販売》を行っている。来場者は、資料館やギャラリーの見学、工房での体験、地場産品
...
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甘草屋敷
2008.12.07 16:19 投稿者:ぶどうおばさん
甘草屋敷は、11月のブログ「ころ柿作り体験」の会場となった場所です。
旧高野家の住宅で甲州市塩山にあります。「ころ柿作り体験」では、屋敷を写真で
紹介しなかったので、今回、建物について、もう少し述べてみようと思います。
(上の写真は甘草屋敷の主屋)
江戸時代に、薬用植物である《甘草(かんぞう)》を幕府に納めていた高野家の住宅
は、19世紀初頭の建築で、威風堂々たる大型民家です。国の重要文化財でもありま
す。木造3階建てになっており、2階はかつては養蚕場として使われていました。
ころ柿作りは、離れの建物で行われましたが、主屋は多くの部屋を持つ建物です。
2枚目の写真は、数多くある座敷の一部で、向かって左奥が、客が通される部屋に
なっています。その座敷は、2階の蚕が天井のすき間から落ちて来ないようにと、
天井が2重に造られているそうで、他の部屋より天井が少し低い位置にあります。
向かって右側の奥は、普段は仏間で、位牌などが置かれていますが、来客時には位牌
の手前にある襖...
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笹一酒造•続篇
2008.12.07 08:32 投稿者:ぶどうおばさん
上の写真は、『居眠り爺さん』の愛称で親しまれている【ロボット】です。
笹一酒造の売店「酒遊館」に居ます。
「酒遊館」は、笹一酒造製造の清酒『大吟醸皇帝』『純米大吟醸』や純米酒『日本人』
を始め、オリファンという名前で製造している『にごりワイン』『甲斐のぶどう郷』、
そして、『麦焼酎笹っ子』などの自社製の酒類の他、他社の日本酒•焼酎•ワイン、そし
て、ほうとう•くろだま等の山梨県特産の食べ物などを販売している店舗で、笹一酒造の
蔵(工場)の隣りに位置しています。
その店の中ほどに、座って居眠りしているらしいこのお爺さんが居て、人目を引きます。
どう見ても、”本物の人間!”としか思えない精巧な作りです。
このロボットお爺さんは、時々動いて、手や頭を動かして甲州街道の説明をしたりする
そうです。
この「酒遊館」では、笹子の伝統芸能である《笹子追分人形芝居》の人形の写真をラベ
ルにした日本酒も販売しています。
《笹子追分人形芝居》(人形浄瑠璃)は、山梨県の指定無形文化財で、義太夫節を伴奏
にして人形を繰る郷土芸...
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放光寺
2008.12.06 14:28 投稿者:ぶどうおばさん
甲州市塩山にある放光寺(ほうこうじ)は恵林寺から北へ徒歩5分の所にあります。
”花の寺” ”えんむすびの寺”として知られています。
円と方形を組み合わせた特徴的な模様の描かれた総門を入ると、四季折々に、梅•花桃•
ぼたん•ショウブ•あじさいが咲き誇る庭があります。 (上の写真は、放光寺総門)
この寺の特筆すべき点は、なんと言っても収蔵している仏像の見事さではないかと思い
ます。 •本尊の大日如来座像
•不動明王立象
•愛染明王座像
•仁王門の金剛力士像2体 は、全て国の重要文化財になっています。
これほどの仏像達が、1つの寺の中に在るのは驚きで、さらに宝物館のような形で展示
されているのではなく身近に拝観出来るので、感動を覚えます。
個人的には、甲斐源氏の安田善定毘沙門天像も、彩色のほどこされた美しい像
だと思います。
放光寺は、平安時代に創建された真言宗の寺で、武田氏滅亡の折り1582年に恵林寺
と共に焼かれました。現在の建物は、徳川家康の援助で再建された...
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笹一酒造
2008.12.04 12:50 投稿者:ぶどうおばさん
今日は笹一酒造を紹介しようと思います。
笹一酒造は、創業90年近い日本酒の造り酒屋です。
大月市笹子町に位置し、笹子峠の美味しい水を使って日本酒を醸造して来た老舗の
1つです。 (上の写真は、道路側からのもの)
工場見学(蔵見学)が、常時出来ます。
普段は、精米室がある建物のみの見学で、20m程の高さの精米機が立ち並ぶ中で
説明を聞きます。
以下が、精米の工程です。
•収穫した稲の籾(もみ)から、1番外側についている籾殻(もみがら)を除去
し、玄米に。
↓
•玄米からさらに果皮,胚芽,糠(ぬか)層を取り除き白米に。
↓
•白米の表面をさらに削る。この削り取り具合によって、日本酒の等級が分かれ
るとのこと。玄米の2分のいち程の大きさになるまで削った精白米が、最高級
の日本酒になる。
{ 精米の工程で出て来る糠(ぬか)は、ぬか漬けに使われたり、石鹸等
に使われたりする。白米を削って出て来る粉は、米粉として販売され
和菓子の...
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コトの難しさを実感!
2008.12.01 23:28 投稿者:ぶどうおばさん
今日(12/1)は、今年最後のインバウンド講座があった。
講座は、来年2月に1回あり、それが最終回となる予定だ。
次回が最終回とあって、今日は、インバウンド講座第1期生でツアーの企画をし、
実施された玉川さんのお話(ツアーの様子や改善点、苦労した点など)をお聞き
し、さらに、次回までに完成させておかねばならないツアー【企画書】のつくり
方や【パンフレット】の作り方を具体的に説明する内容の講義を受けた。
今年10/1〜10/5に実施された「地域アカデミー’08」というツアーの
企画者である玉川さんのお話は、実際的で、”ツアーを企画する側は、大変な苦労
をしているのだな”と、驚きまた感心した。
【企画書】に関しては、難解さを、改めてヒシヒシと感じた!!
【企画書】を作成する際は、まず、下見をすること。
【企画書】には、ツアーの全てが入るように、次の項目を網羅すること。
背景(ツアー案を作るに至った理由)
現状分析(現状はどうであるか?)
原因(現状を生み出した原因、これまでそのツアーが無かった理...