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南アルプスにないもの(槍穂高縦走)2

2011.09.28 06:30  投稿者:ootaminoru

氷河地形は南アルプスの仙丈ケ岳にも残っています。
しかし、積雪の量の多い北アルプスは氷河地形が沢山見られます。
氷河地形を見ながら登って行くのは実に楽しいし写真撮影スポットでもあります。
今回は立ち入りませんでしたが涸沢カールは穂高岳の中心的なベースキャンプ地で五月の連休にはテント村が出来るほどの賑わいです。
又秋の紅葉の頃は涸沢カールからのナナカマドの紅葉そして流線型のカール斜面そして奥穂高、涸沢岳、北穂高岳の峰峰が聳えてその上には深い青の空が引き締めています。
恐らくカレンダーでポスターで誰もがこの涸沢カールの紅葉写真を見ていることでしょう。
アルピニストはここでテントを張って滞在し、一時ではありますが生活をする氷河地形なのです。
懐かしく涙が出て来そうになる青春のベースキャンプです。若い仲間とテントの中で沢山の愛唱歌を歌いました。「雪よ山よ、われ等が宿り、、、、、、」
今は文化として失われてしまった、ある時代に生きた若者の青春のエネルギーを形成し発散したベースキャンプ地でありました。



ここでは槍沢に出来た天狗原のカール地形を三枚の写真で紹介します。

写真1  槍沢を登ってゆくと左側に南岳からのカール地形とモレーンが
    見られます。モレーンのスプーン状の内側には秋の今の季節でも池    があり水が溜まっています。ここからの槍ヶ岳の景色は1級の撮影    ポイントです。モレーン及びカール地形を天狗原と言います。
    奥の緑の棚の部分です。

写真2 天狗原を今度は南岳の稜線から下に眺めた写真です。
    秋の9月24日ですがいくつものモレーンの内側には雪が残って
    います。

写真3 天狗原のモレーンを望遠で南岳の稜線から撮影しました。
    二つの池が見られます。雪解け水が伏流水となり常に流下して
    いるのでこの池の水は新鮮で涸れることはありません。
    南岳からこの天狗原へ降りてくるルートがあります。
    そして槍沢の天狗原分岐で槍沢登山道に合流します。
    今回は天狗原に立ち入りませんでしたが一度だけ南岳から
    降って来た経験があります。

飛騨山脈(富山県、岐阜県、長野県に跨る)の北アルプスは中部山岳国立公園に指定されています。木曽山脈、赤石山脈(南アルプス)と合わせて日本アルプスと言います。
こうした山岳を愛し登山する日本人の文化の一つの象徴が富士山の世界遺産登録に繋がっている事なのであり、そうした登山者のバックヤードとして山麓をトレッキングしたり、観光スポットを散策する観光客が形成されているのです。
登山は文化なのです。
そうした全体の構造の中で南アルプスの山々、富士山を捕らえないと、一時の商業主義に目を奪われて通俗的なものになってしまうでしょう。
山梨の観光の繁栄を考えるには、県民がまず一度富士山を登ってみる事から出発すべきです。そして北岳、間岳、農鳥岳、八ヶ岳そして北アルプスを歩いて自分の生まれ育った山梨県の特質をしっかり認識する事でしょう。繁栄は人が作るものです。人の心が作るものです。
私はそのように思っています。
   
    


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From:山と川と土と人と

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