夏の風景(蝉を写生)
2010.09.05 18:03 投稿者:ootaminoru
観測以来113年にして最高の暑い夏が続いています。
8月31日をもって中央市の故郷公園の油蝉が鳴かなくなった。
ミンミンゼミが少しだけ未だ鳴いています。油蝉と入れ替えにツクツクボーシが鳴いています。
秋は確実に進んでいるのだけれどもナー。
夏の虫:カブトムシ、クワガタ、アゲハ蝶、蝉、etc。
ここでは子供達に蝉を写生させることにしました。
私が対象とする子供は日系ブラジル人の子供で小学2年生から5年生まで21人です。常用の言語はポルトガル語です。日本語は外国語です。
今時の子供は蝉を恐がるようです。特に日本文化を体験して育っていないブラジル人の子供は恐がります。
教室へ生きた蝉をもって行くと鳴き声に驚き羽音で絶叫します。
そして教室から驚嘆して逃げ出してしまいました。
しかし興味は深いらしく遠巻きに見ています。
子供達にとって蝉はゴキブリもミミズも蝿も蚊も蜂も蛾も蜘蛛も一緒くたらしい。虫はみんな同じで恐ろしく気持ち悪い存在なのだ。
日本人でさえ里山や水田や畑と暮らして来た伝統的な日本の生活を失いかけていて、ゲゲゲの鬼太郎の妖怪や河童やお化けや昆虫から目が離れてしまっているようだ。精神文化の衰えた高度経済成長の時期にゲゲゲの鬼太郎は人気を失い死に掛けた。
最近、日本人の伝統的文化や日本人の原風景が見直されてどじょっ子やフナっ子と共に人気復活してきたらしい。
羽をセロテープで巻いて暴れないようにしました。
やっと観察出来るようになったのは授業開始後20分経過してからでした。そして遠巻きながら何とか写生が開始できました。
これだけでは不足なので更に、蝉は樹木の幹で鳴いている昆虫である。成虫は櫻の木を好む。人間に害をもたらさない昆虫である。
そんな認識を深める為に8月下旬に田富ふるさと公園へ行って子供達と蝉獲り実習をしました。
網に手を突っ込んで蝉を指で挟んで捕まえるまでに成長しました。
得意満々です。笑顔が崩れます。
そして「バイバイ」で放してやる事も実習しました。
田舎と都会を対比させて考えると、こうした体験を濃厚に伴って育つのが田舎の心に滲みこんだ風景なのだと思う。
都会にも蝉はいるだろう。公園や緑地や学校の校庭の櫻並木にや神社の境内やお寺の墓地などに集中しているだろう。
しかし、蝉獲りや掴んだり写生の機会は少ないだろう。
、
稲刈りが体験学習となるならば、夏休みの蝉獲り体験学習も何かとセットにして都会の子供の夏休みの宿題になるだろう。
コメント(3) | この記事のURL | カテゴリー:四季・レジャー
コメント
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