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嫌われ者

2010.05.26 07:50  投稿者:ootaminoru

山梨県の日本住血吸虫症の流行終息記念の地と私が勝手に名付けた中央市ふるさと公園に臼井沼の埋め立ての経緯が書かれた看板が設置されています。
そこに簡単に地方病との関連が記載されています。

その公園に咲くハルジオンの花です。
ハルジオンは北アメリカを原産とするキク科ムカシヨモギ属の雑草です。
日本住血吸虫やその中間宿主の宮入貝程ではないけれども嫌われ者です。
繁殖力が旺盛で荒地や休耕地などにびっしり繁殖する雑草だからです。

しかし、よく観るとなかなか綺麗な花です。
少なくても蟻や小さな蜘蛛の子供にとっては遊び場なのでしょう。
帰化植物ではありますが日本の自然界に広く繁殖し生態系の一員として溶け込んでいるようです。
しかし、人間様の価値観ではお邪魔虫であり嫌われ者です。

一方、九州の筑後川の流域にも日本住血吸虫症の蔓延した地域がありました。佐賀県と福岡県に跨る九州一の大河の流域は江戸時代から地方病で苦しんで来た地域であり両地域では撲滅に向けて地方病撲滅対策促進委員会が活躍していました。1990年(平成2年)宮入貝生息調査を行い宮入貝がいないと撲滅「安全宣言」が発表しました。
そして2000年(平成12)年に終息宣言が発表されました。完全に撲滅した事に成功しました。
その久留米市宮の陣町には強制的に絶滅させられたミヤイリ貝を供養するための「ミヤイリ貝供養塔」が建立されました。その供養塔には「人間社会を守る為に人為的に絶滅させられたミヤイリ貝をここに教養する」と刻まれています。
こうした思想が山梨県側には存在しない。
日本住血吸虫症を逆転の発想で味方につけるプラスの歴史資産とするバイタリテーだと思う。
長野県長野市篠ノ井に生誕の地に宮入博士の宮入慶之助記念館があります。
この記念館では地方病に関する活動を現在もしています。
私はこれに匹敵する記念館が山梨県の中巨摩郡にあってもおかしくはないし、当面は山梨県立博物館に近代、現代にこれほど郷土の人間の生命に直結した事象を、もっと大々的に展示し啓蒙活動を続けるべきだと思う。

嫌われ者のミヤイリ貝は人間社会を守る為に人為的に絶滅された人間の側の価値観なのだ。


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日本住血吸虫症(地方病)流行終焉の地
From:山と川と土と人と

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